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ファッション自問自答ブログ

同人活動を卒業した後の話② 〜候補・前編〜

前回までのあらすじ
心から愛していた同人活動を卒業した私は区切りとしてブランドバッグを買うことに決めた。
予算上限は今まで出した同人誌の数×1万円。
バッグの名前はほずひこ(2大受ちゃんの名前合体)である。

october-jj.hatenablog.com

 

去年の5月に自問自答ファッション講座を受けてから、そしてあきやさんの「ブランドバッグは演歌である」の記事を読んでから、自分がハイブランドのバッグを買うなら何が良いかなということは考え続けていた。

ただその頃は、そこまで思いきった予算をかけることも想定できず、おそらく出しても20万円前後で何か……というイメージを抱いていたと思う。(言うまでもなく20万は大金だ)

しかしこのような事態になり「出した同人誌の数×1万円※」という強気予算を設定した後は、私は未知の世界に漕ぎ出していくことになる。やると決めたからにはやるのである。ほずひこ、待っててくれ。※具体的な金額を出すと生々しいので気になる人は①の記事の写真の本を数えてください。まあ以下読めばふんわりわかるけど。

 

f:id:tpb_kotori:20220217000540j:plain

よーし!カバンを買うぞ!と決意したものの、ご存知の通り冬コミは年末なので、そのまま正月進行に入った。1月は帰省などもあり大変忙しかったのでカバンの下見にはしばらく行けず、私はひたすらインターネットの海で候補のカバンを探した。

条件:
黒・丈夫・本革・できればパソコンが入る
オーソドックスと強くて可愛いの間のデザイン
刻印(名入れ)ができたら嬉しい。

候補として挙げたのはこれらだ。
書きそびれたが、重すぎないというのも重要なポイントだった。

その後いそいそとあきやさんにも相談させていただいて、色々と教えてもらった。そして、候補リストを作った。

 

ほずひこ候補:

①ボリード31/エルメス
②カプシーヌMM/ルイヴィトン
③ダイアナ ミディアム/グッチ
④ザ・アルコ/ボッテガヴェネタ
⑤ロックスタッズ グレインカーフスキン/ヴァレンティノ

 

ひー。そうそうたるラインアップに震える……。

おさがりでもらったヴィトンは1個持ってるんだけど(スピーディ25)、自分で買ったバッグで一番高かったのは多分4万円くらいなので、本当に別世界へのジャンプである。清水の舞台から異世界転生だ!

 

では、早速一つ一つ見ていきたいと思う。

①ボリード/エルメス

 
 
 
 
 
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今回の強気予算を設定して、最初に考えたのはエルメスだった。

こんな強気になるのは一生で最後だと思うので(多分)それなら、100万を超える(上にそもそも入手が超ハードモードな)バーキンやケリーは無理でも、他のバッグだったらチャレンジできるのではないかと。

そして色々と調べた結果、ボリードがシンプルでかっこよくって可愛いんじゃないかと思った。ジッパーで閉じられるので安全だし、仕事でも使えそう。

コメ兵のHPに解説があったので一部引用させていただく。

ボリードの誕生
誕生は1923年頃と言われています。
発売当初はボリードではなく「ブガッティ」という名称でした。ブガッティといえば、フランスの高級自動車メーカーと同じ名称ですが、自動車での移動中バッグから荷物が飛び出すことの無いようファスナーをつけたことが由来と言われています。
誕生して60年経ったのち、デイリーバッグ「ボリード」として生まれ変わりました。

(中略)

ボリードは、機能的なバッグで使いやすいという声をよく聞きます。
その理由は大きく3つあると考えます。

①丸みを帯びた半円形のフォルムをしており、マチ幅が広く収納性が高い
➁ファスナーによるスムーズな開閉
③着脱可能なショルダーストラップによって、2WAYバッグとして使用できる

以上から、機能性が高いことに加え、女性らしい優美なデザインが人気の理由と言えるのではないでしょうか。

ほうほう。

使いやすいというのはめちゃめちゃ重視したい点だ。使いにくいと結局使わなくなることは目に見えている。なので収納力が高いのは大事だし、あと重すぎないものがいいとも思う。

ボリードはファスナーで締まる形でちょっとカジュアルぽさがあるのに、とってもエレガントな感じがあるのもすごい好きだなと思った。バランス感が好きなのだ。

ただインスタやツイッターなどで調べていくと、バーキンケリーほどじゃないけど、やはり簡単に買えるものではないらしく、(バーキンやケリーのように)買うために常連になる必要があるかどうかはわからないけれど、少なくともエルパト(エルメストロールエルメスの店舗に小まめに通って在庫があるかを確認する)が必要みたいで、ちょっとそれはフルタイム在宅勤務の現在の生活では厳しいかもしれない……と考える。

そして、ボリードの値段が公式に書いていないので、ググってみたら。

f:id:tpb_kotori:20220216111219p:plain

参照(先ほどのコメ兵の解説サイト

 

はい、完全に予算オーバーです!!!!!

解散!!!!!涙

100万越えは無理だけど、オールモースト100万も無理だった。

 

試着することもなく解散となったが、いつか店頭でお見かけしたら、じっくり見てみたい!とっても素敵バッグだと今も思う。

ちなみに予算内で買えるエルメスでピコタンとか他にも可愛いなって思うカバンはあったんだけど、ほずひことしての強さが足りないので今回は見送ることにした。でもピコタンは可愛い……。エヴリンも可愛い……。(色々調べていたのでバッグに詳しくはなりました。やっとバーキンとケリーの見分けがつくようになったぞ)

ちなみにボリード、インスタとか見てると「出産記念で買ってもらった」とか「主人からサプライズの誕生日プレゼントで貰いました❤️」とか色々あって、自分とは違う世界を垣間見れた感じが、少し興味深かった。出産記念に何かを買ってもらうという発想がなかったな……。惜しいことをした(?)。まあうちの夫はハイブランドがあるということは知っていても、この世に100万円超えるバッグがあることを知らないと思う。

他のエルメスのバッグに比べるとボリードはキャリアっぽいイメージがあると言うか、仕事している人が30代くらいで買って、頑張ってキャリアを積み、50代でエグゼクティブになり20年間使い込んだ少しくたっとしたボリードを持って颯爽と闊歩するようなイメージがあるみたい。夢があって最高に良い。

 

情報まとめ

ボリード31 / エルメス
色:黒
素材:本革(トリヨンクレマンス)
サイズ:31cm × 23cm × 14cm
A4/PC : たぶんOK
重さ:868g(ネットの情報)
刻印サービス:なさそう
価格:980,000円(くらい)
印象:エレガント&かっこいい。
Is it ほずひこ?:ほずひこではなかった。

 

②カプシーヌMM/ルイヴィトン

 
 
 
 
 
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ヴィトンといえばカプシーヌ……というわけじゃないけど、ヴィトンのバッグで【強】といえばカプシーヌというイメージがあった。シンプルだけど、かっこよくて可愛い。

jp.louisvuitton.com

ロゴを隠してお花にできるところも素敵!
多分パソコンは入らないんだけど、でもとっても可愛いし(価格的にも強気予算のMAXを攻めたギリギリのところにいたので)いけるかもしれない……ということを、これまたインスタなどで調べながら考えた。

ただ、少し気になったのは値上がり方。2013年に発売されたカプシーヌ、当初は40万円くらいだったようだが、その後めちゃめちゃめちゃめちゃ値上がりしてる(参照:ルイヴィトンのアイコンバッグ【カプシーヌ】ってどんなバッグ?)それはもちろん、カプシーヌが人気だということもあるのだが、それと広告費をかなりかけていることだったり(しかしそれはどのハイブランドも同じような側面はありそうだが)、またカプシーヌをハイエンドとして位置づけたいというヴィトンの思惑もあるらしい。うーん、それだと、私が欲しいカバンの思惑とちょっとずれている気がする。強いカバンが欲しいけど、別にこう、値段で殴りたいというわけではないし……。(いろんな記事やインスタやツイートや知恵袋を斜め読みして得た感想なので完全に的外れだったら本当にすみません)

 

しかし、気に入ったのなら(そして買えるのなら)そんなことは気にしないでGOすればいいんじゃないか。ひとまずは試着だ!!と思い、通勤経路にある百貨店のヴィトンに行ってみた。お目当の色、サイズのカプシーヌがあって、持たせてもらった。

想像通り、とっても素敵だ。しっかりしていて、とても丈夫そうなので、かなり長く使えそうだし、形くずれもしなさそう。さすがのヴィトンって感じ。少し重さはある。ロゴの主張が強くないところも可愛い。最近のバッグは大体そうだけど、トップハンドルバッグでありながら、ストラップでクロスボディバッグにできるのもいい。

ただ……「君はほずひこか?」という問いには、ピンとこない。鏡の向こう側が場違い感があるというか、持っていてしっくりこないのだ。私のキャラじゃない、という言葉が浮かぶ。少しコンサバすぎるのかもしれない。でも条件的には、かなり理想というか希望に近いところにあったので、一旦は保留に。

そうしたら2月前半、2月15日にヴィトンが値上げするよ!という情報がぽーんと入ってきた。カプシーヌは10万円以上値上がりすると言う(ぎゃーーー!!)。そこで値上げ前に大急ぎで買いに走……らなかったので、やはりほずひこではなかったみたい。でも今でもとっても素敵なバッグだと思う。

ただ値上げによりボリードと10万円しか変わらない感じになってしまった……。それだったらもっと頑張ってボリードを買うかも、と思う(まあ試着できていないからなんともだが……)どちらにしても予算はそこまでは出せないからこの話はここで終了だ。

 

情報まとめ

カプシーヌMM / ルイヴィトン
色:黒
素材:本革(トリヨンレザー)
サイズ:31.5cm × 20cm × 11cm
A4/PC : ギリギリ入らない
重さ:約1000g(ネットの情報)
刻印サービス:あり、3文字。入れるとしたらHZKかHHKかどちらかかな。
価格:896,500円(検討を始めた時は737,000円だったが値上げ)
印象:コンサバティブ
Is it ほずひこ?:残念ながら not ほずひこ。

 

③ダイアナ・ミディアム/グッチ

 
 
 
 
 
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さて、ダイアナである。
ほずひこを買おう!と思った時に最初に頭に浮かんだ二つのバッグのうちの一つが、ダイアナだった。1991年に発売されたバンブーバッグを再解釈してデザインされた新しいモデルで、去年発売されたばかり。ハウスオブグッチの試写会では色んなおしゃれピープルがダイアナを持っていた。カラー展開もめちゃめちゃたくさんあって可愛いけど、もちろんほずひこは黒一択である。

 

 
 
 
 
 
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このバンブーバッグをダイアナ妃が愛用していたから、ダイアナという名前になった。つまりプリンセスなのだ、このバッグは。

元はバンブーの変形を防ぐために付けられていた保存用パーツのバンドが、デザインに取り入れられている。このネオンカラーのバンドを可愛いと見るか、微妙と見るかは人によるっぽいのだが、私はけっこう好き。そして一番大きなミディアムだとパソコンが入るので良いなと思っていた。予算的にも大丈夫だ。(ボリードやカプシーヌ見た後だと、安い!!ってなる。が、もちろん全然安くない)

 

 
 
 
 
 
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そしてネオンバンドを取ると一気にシックな感じになる。これならフォーマルな場所にも持っていけそう。逆にバンドをつけていたらすごいカジュアルな感じにも使えそう。カバンの形も、大学生の頃に大好きだったサマンサタバサ(今より全然安かった)のオルラーレに似ていて、親近感が湧く。

また、超重要ポイントとして、ネオンバンドに無料で8文字まで刻印できるのである。つまり、HOZUHIKOって入れられるんだよ!!!夢の!!夢のサービス!!!そしてネオンバンドはオレンジがあるので、これオレンジのバンドにして名前を入れたら完璧なのでは……?盛り上がってまいりました!!!!

 

お正月の帰省旅行中、たまたま出先にGUCCIがあったので一瞬だけ抜け出して試着をさせてもらった。ミディアムはなかったので、スモールを持たせてもらったんだけど、想像していたよりずっと軽い&しっくりきてとても可愛かった。ただスモールだとパソコンが入らないので、ミディアムも持ってみたいと感じた。

あとお店で聞いてわかったことで、一つ残念だったのは、ネオンバンドはカバンの色によって決まっているということ。つまり黒はライムイエローで、オレンジには変えられないのだ。ただ、追加購入はできると言うことだったので、予算に収まりそうだし、必要とあらばオレンジも追加で買おう。(そしてどっちも刻印しよう)

1月後半、仕事で都心に出たので帰り道に近場の百貨店でミディアムを見せてもらった。当然だが、スモールに比べると重い。そして持った感じ、体に対して少し大きい感じはある。パソコンは問題なくすっぽり入ったが、パソコン入れてトップハンドルで持つと少し重いのでこれで持ち歩くかどうかというと少し悩ましい。肩掛けできるショルダーストラップはある。

ただ、スモールかミディアムかはひとまずさておき、ダイアナはものすごく可愛いかった。そしてしっくりきた。ほずひこっぽい。有力候補として残させてもらった。

 

情報まとめ

ダイアナ・ミディアム / グッチ
色:黒
素材:本革
サイズ:35cm x 30cm x 14 cm
A4/PC : 入る
重さ:1.256 kg(公式)
価格:473,000円

ダイアナ・スモール / グッチ
色:黒
素材:本革
サイズ:27cm x 24cm x 11 cm
A4/PC : 入らない
重さ:726g(公式)
価格:390,500円

刻印サービス:あり、8文字。HOZUHIKOって入れる。
メモ:モード&エレガント
Is it ほずひこ?:ほずひこかもしれない!!

 

ひとまず、今日はここまで。
後半に続く。

 

 

 

 

おまけ:【他のガールズのバッグを買う話】

私はあきやさん、そして自問自答ガールズ(参照)の、ブランドバッグを買う記事が大好きだ。こんな元気が出るものはない。どれも胸が熱くなるのでまだお読みでなければ是非読んでいただきたい。(なんでブランドバッグとか買うの?お金の無駄じゃない?とか思ってる人には特に読んで欲しい)

 

www.jimon-jitou.com

 

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今発見できたのがこれだけだったんだけど、もっとあるはずなので順次追加します!!!!