minding my own business

ファッション自問自答ブログ

自問自答ファッション講座のおはなし② <かわいくて【強い】アラフォーを目指す>

待ちに待った自問自答ファッション講座当選のお知らせを頂いたのは3月前半、講座は5月の半ば。とにかく大人気の講座なので、当選のお知らせが届いた時は本当に嬉しかった。

 

思えば長年、というか多分人生の間ずっと、私は「好きな服」と「それを着こなす自分」を上手く繋げられていなかった。「好き」で買えばなんとなく浮き、「無難」を買うと気分が上がらない。そこがマッチした!と思えた服は、人生で数えて片手くらいしかない。その間で適度に落とし所を見つけていくのが大人なんだろうけど、そのやり方もよくわからなかった。だから予算も中途半端にしか割けないし、全力も出せないし、消化試合みたいな服ばかりを買っていたんだと思う。

 

若い頃はちょっとちぐはぐでも、まあ、それもまた若さという感じだっただろう。でも40代に足を踏み入れた今、やはりある程度は小慣れた感じでありたい。つまりまだ「ファッション迷子」が見て取れるような感じでは居たくない(この理由は後述する「なりたいイメージ」に直結する)。だが、自分でも本当にめんどいなと思うんだが、無難には流れたくない……という気持ちが強い。dマガに入ってるからVERYも読むけど、キレイめコンサバママの服は見ている分には素敵だなぁと思うが自分が目指すとなると1ミリもテンション上がらんのである。(目指せるかどうかは別の話だがそういう話はめんどいし無駄なので全部カットする)

 

コロナ禍でファッション迷子になってから、私はファッション関連の記事やnoteをいっぱい読み漁っていた。そして「消化試合は嫌だ!やっぱり好きな服着たい!」という気持ちに火が付けたのは、TLにバズって回ってきたスイスイさんの記事と、ジェシー・アーリントンのTED Talkだった。

note.com

www.ted.com

 

どちらも古着でビンテージのお洋服にまつわる話だったけど、ビンテージがどうこうというよりは、とにかく服を楽しんでいるという感じが素敵でたまらなかった。自分の好きなものを着るときめき、そうだよ、こういうのが欲しいんだよな〜って。

 

でもじゃあ自分がビンテージショップに飛び込んだとして、同じようにできるかというと、なんかそれはうまくイメージができなかった。古着が嫌いなわけではないけれど、そこに絞って服を選べるほどアンテナが立っているわけでもない。しばらく輸入ビンテージのネットショップなんどかを色々と見ていたけれど一点物の服の個性と自分が釣り合う気がしなかったし、試着ができないから決められない。

 

「好きな服を着たい」という想いはあったけど、好きな服と、(昔以上に)今の自分をうまく結び付けられない、というのも悩みだった。(とくにネット通販の場合)好きだけで選ぶと事故るのは経験済みだ。

 

例えば、私は将来は(ベタだけど)marimekkoを着こなすもたいまさこみたいな婆さんになりたいんだけど、じゃあ今、毎日、marimekkoのワンピースばかりを着ていてハッピーになれるかというと……まあ、服自体は涙が出るほど可愛いとは思うんだけど、自分で着てどうなるかというと、日常生活の中での違和感は拭えないと思う。

 
 
 
View this post on Instagram
 
 
 

A post shared by Marimekko (@marimekko)

www.instagram.com

 

だけど、じゃあ、どのブランドで探せば自分の好きそうなものがあるのかということも、あまりよくわからなかった。できればワードローブの数を絞って、その分、1着の予算を少し上げたい。だけどそうした価格帯の店をあまり知らないので、それも悩みだ。

 

でもあきやさんのアンケートを記入しているうちに、だんだんはっきりしてきたことがあった。自分がなりたい雰囲気について、私はこんな風に書いていた。

 

・体型・ファッションのお悩みや、これからなりたい雰囲気などございましたらお聞かせください。

なりたい雰囲気:
大人っぽくかわいくて【強い】40代になりたいです。

 

そう、私は大人っぽくて(←当社比)かわいくて(←当社比)強く(←強調!!!!)なりたかったのである。

なんならメールで【強い】と強調するくらいには、強くなりたかったのだ。

そして「ファッション迷子感」は、弱く見えてしまう気がするので、やっぱり、パシッと好きをちゃんとキメたいと思った。

 

例えば、私はメンズっぽい服や、ユニセックスの服は好みではなく、スカートや柔らかいラインが好きだ。ボタニカルな柄や、水玉柄、アニマル柄、フルーツや食べ物のモチーフが好きだった。ピンクも好きだ。その雰囲気で行くとやわらかくて優しい感じになりそう……でも、それでも私は【強!!】になりたい。これは誰かを攻撃するためじゃない。もちろん男ウケとかそういうのでもない。自分の大切なもの(自分の心含む)を守るために【強!!】になりたいのだ。大人っぽく(というか年相応に)見えつつ、自分の好きな花柄やピンクを着ながら!

 

この自分でもどうやってこれをファッションに落とし込めと?と、頭を抱えるような願望を、あきやさんはそれはもう見事に包み込むように素敵なファッションレポートに落とし込んでくださった。本当に感謝しかないです。

 

(またまた続きます)

 

 

なお、私が【強!!】になりたいと思ったのはこのTED talkを見てから。

Pat Mitchellちょーかっこいい!!内容は「こんな危険な時代には、危険な女(=わきまえない女)になろう!」という、優しくてかっこよくってユーモアに溢れた【強!!!】メッセージです。大好き。

www.ted.com